秦剛平さんの本を読んだ
最近の趣味はtumblrでヴァニタス作品を見る事。地味。
という訳でバロッグ期の美術作品に大変興味がある。
Carpe diemとかメメントモリとかそういうキーワードにひかれている。
そんな昨今読んだ本が、秦剛平さんの「天使と悪魔 美術で読むキリスト教の深層」
名の通り、絵画の中に描かれた天使と悪魔を解説してくれる本で
多分キリスト教徒の人からするととんでもないんだろうけど
信仰の対象ではなく宗教学として興味持っている人には面白いと思う。
元々宗教学には興味があって、先述の本をはじめ、聖書がらみの本を最近色々と色々読んでるけどなかなか楽しい。
ユダの福音書なんかもなかなか面白かった。福音書の中身というよりは、研究者の頑張りっぷりが伝わってきた。
マタイ福音書すら読んでないのでファースト福音書がユダになった。
でも、世界最大のベストセラーだけあって聖書は関連作品までいっぱいあって楽しいなー。
スピンオフ作品が福音書からエヴァンゲリオンまで豊富で面白い。
やはり日本で産まれ育っていると中々自分の生活の中に宗教が浸透してるって事はないけど
(お盆もハロウィンもクリスマスもやりますみたいな浸透じゃなくて、信仰としての意味で)
「イタリアを旅する」みたいな番組なんか見てると、生活にも美術にも欠かせない存在であって
その中に込められてるのはやっぱり人の情熱だったり信念だったりするから、そういう気持ちは解るというか
なんだかすごい事だなぁと思う。そして自分の知らない世界にワクワクする。
いつかイタリア行ってみたいので、今のうちに背景を知っておきたい。
でもラテン語まで勉強し始めてるのはやりすぎだと思ってる。神学校にでも入学するのか。