「ジャンバラヤを作りたいなぁ」と思ってレシピを検索していたところ、アメリカ南部料理の本を発見。
結論から言うとこの本にはジャンバラヤのレシピは掲載されていないのだが、サンプルを読んだら面白そうだったので購入した。
「アメリカ南部の家庭料理」について
アメリカ南部で南部出身の旦那さまと暮らしている日本出身のアンダーソン夏代さんの本。
メインはもちろん、前菜、サイド、スープやサラダ、パン・ビスケットの類やデザート、飲み物、基本的なソースやシーズニングなどいろいろなレシピがコメントとともに掲載されている。
本の冒頭に、レシピ内で出てくる食材や調味料、日本のものとの違いや手に入らない場合の代用品などが解説されているのだが、そのコーナーだけでも読み応えがあっておもしろくて購入を決意した。
コラムコーナーもあり、料理とともに南部の生活が垣間見える。ドライラブのレシピにあった、南部のBBQ愛好者はそれぞれお気に入りのドライラブレシピを持っているという話は興味深かった。日本人がぼんやりと思っている「アメリカ人はBBQが好き」というイメージの解像度が少し高まる。
読んでいるといろいろな発見がある。恥ずかしながらパンケーキを食べるときにかけるシロップ=メープルシロップという認識で生きていたので、パンケーキシロップ独自のレシピがあることにビックリした。
南部におけるパンケーキシロップ事情についても記載されていて、なるほどなぁと思った。
アメリカ南部とはどこなのか
テキサス、オクラホマ、ルイジアナ、アーカンソー、ミシシッピ、ケンタッキー、テネシー、アラバマ
ウエストバージニア、バージニア、メリーランド、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージア、フロリダ
の16州と、首都ワシントンD.C.が南部らしい。
東京の多摩地区で言うと
八王子市、日野市、多摩市、稲城市、町田市にあたると考えていいだろう。無理やりだけど、そういう事にしよう。
そんな訳で、八王子市出身としては親近感を覚えなくもないのだ。無理やりだけど、そういう事にしよう。
ジャンバラヤを作る
ジャンバラヤの思い出
「ジャンバラヤ」との出会いは、小学校の学校給食だ。
それ以来どこかで出会う事はあったと思うのだが、あまり食べないまま年月は過ぎていき、大人になってピアノ教室に通いはじめ「ジャンバラヤ」という曲を練習した時、懐かしいあの味を食べたくなったのだ。
余談だが、ピアノ教室では「ケンタッキーの我が家」という楽曲も練習した。現代にも残る素晴らしい音楽がたくさん生まれたのもまたアメリカ南部の特徴である。
多摩南部もユーミンやTMN、忌野清志郎がいるじゃないとお思いの方もいらっしゃるだろう。
ユーミンは我らが八王子出身であるが、残念ながら宇都宮氏と木根氏は立川市、小室哲哉氏は府中市、清志郎さんは日野高校出身ではあるが、国分寺市の出身なのだ。何の話だ。ジャンバラヤの話だったわ。
そんな訳でジャンバラヤに対して、行ったことのないアメリカ南部の料理でありながら謎の郷愁を抱いているのだ。
ジャンバラヤの作り方
「アメリカ南部の家庭料理」に掲載されていたケイジャンシーズニングを作成し、それを使ってジャンバラヤを作った。
童心に帰って思う存分カロリーを摂取したいので、今回はジャンバラヤの上にケイジャンチキンを乗せる。
ケイジャンチキン
材料(2人前)
・「アメリカ南部の家庭料理」に掲載されていたレシピで作成したケイジャンシーズニング
・塩 少々
・鶏モモ肉 0.5枚
- 鶏モモ肉を一晩「ピチットシート」でくるんで置いた後(この手順は省略可)ケイジャンシーズニングと塩少々をまぶしておく。
- 皮をパリパリに焼く
ジャンバラヤ
材料(2人前)
・オリーブオイル 大1
・にんにく 1かけ
・たまねぎ 中くらいのサイズを半分
・ウインナー 4本くらい
・ピーマン 1つ
・カットトマト 50g
・お米 1合
・水 140ml〜160ml(カットトマトやたまねぎの水分を見て調整)
・顆粒コンソメ 小1
・塩 少々
・「アメリカ南部の家庭料理」に掲載されていたレシピで作成したケイジャンシーズニング 小1
- お米はといで30分ほど給水させて、ザルにあげておく
- フライパンでオイルを熱して、みじんぎりしたにんにくを炒める。
いい香りがしてきたら、みじん切りした玉ねぎを炒める。 - 玉ねぎがしんなりしたら、小口切りしたウインナーとお米を入れて炒める。
- ちょっと米が透き通ってきたかな?と思ったら、カットトマトと水とコンソメと塩とケイジャンシーズニングを入れて混ぜる
保存きくし、缶の風味がうつらないし、安いし、開ける時力いらないし、容器の処理も楽なのでカットトマトは紙パックのを愛用しています。
- さいの目にしたピーマンを乗せて強火にし、沸騰したら蓋をして弱火で20分くらい炊く。火を止めたら10分くらい蒸らす。
本場っぽいかどうかは置いといて、記憶にある給食のスパイーシージャンバラヤっぽいものができたぞ〜。
ケイジャンシーズニング大活躍
本に掲載されているケイジャンシーズニングは塩が入らないレシピなので、塩分をお好みで調整できるのがいい。
気持ち辛めかな?という感じがするので、辛さ成分はお好みで調整しよう。
本の分量だとたくさんできあがるので、半量くらいで作成して使ってみると辛さ具合がわかる。
ジャンバラヤも大変おいしいんだけど、フレッシュトマトをカットして、たまねぎみじん切りにして、ケイジャンシーズニングとレモン汁なんかをまぜるだけでなんとなくサルサソースっぽいものになるし、肉をこのシーズニングで炒めるだけでおいしいが約束される。
牛ひき肉をケイジャンシーズニングと塩で炒めて、タコシェルにレタスとチーズとともに載せてビールのおともに食べたら最高だった。
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