泉岳寺の義士祭に行ってきた。
子供の頃見た連続ドラマでうっかりハマって以来
ぜひ行ってみたいと思ってはいたものの、学生時代は学園祭とダダかぶり、
社会人になってからは年末の忙しい時期という事で中々行けずにいた。
今年は仕事がそんなに忙しくないなぁという事で、思い切って行って有給とっちゃった。
最初に浅野内匠頭、瑤泉院、浪士たちのお墓参り。
かなりの行列で、40分くらいかかった。物凄い量のお線香で煙が目にしみる。
念願の義士祭という事で感傷もひとしおだったが、そんな感情とは別にしても、自動的に涙が出る。
周りはアラカン(アラウンド還暦)以上っぽい人生の先輩方だらけだったけど
あらあの子泣いてるわ…若いのに相当好きなのね…と思われたんじゃないだろうか。
お墓参りを終え、ふとさっきまで並んでいた墓所の入り口を見ると
さっきの三倍くらいのパイセン達が並んでいました。
お墓参りの行列、なんともシュールな光景でした。
お墓参りを終えてから、出店で「討ち入りそば」を食べた。
浪士たちが討ち入りの前に食べたとか食べないとか噂の、そば。
行列で冷え切った身体があたたまる。
午後から、地元の有志の皆様が赤穂浪士の格好をして本所の吉良邸跡から泉岳寺へと仮装行列を行う。
ゴール地点である泉岳寺では、いまかいまかと老老男女たちが待ち構えており
そんな中、昼間っから飲んだくれているおじさま方に混じって到着を待つ事2時間、浪士たちが到着。
地元の有志の皆様だということは肝に命じていたつもりではあるが
色男キャラの岡野金右衛門が、優しそうなメガネのおじさんだったり
元服したてのはずの大石主税が、やっぱりメガネのハタチ過ぎっぽいお兄さんだったりと
色々衝撃はあったけど、全員集合した姿はやはりいいものでした。
帰り道、行列を終えた浪士たちがバラバラに歩いていたんだけど
目の前に赤垣源蔵が歩いていたので「源蔵様がいらっしゃいましたー!」と叫びたい気持ちを抑えていたら
(ピンとこない方は、赤埴源蔵徳利の別れという仮名手本忠臣蔵のエピソードを参照)
泉岳寺駅前の交差点で、大石主税がそのへんのお婆ちゃんに絡まれていた。
さすがパイセン達は違うな。